『グローバルキッズの調理職』

グローバルキッズ神楽坂園 管理栄養士 小林有希先生

「今日の給食、おいしかった!」そんな子どもたちの一言にパワーをもらえる仕事があります。グローバルキッズ神楽坂園で給食調理師として働く小林先生は、ごちそうさまの後の子どもたちの弾けるような笑顔が大好き。その想いを語っていただきました。

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教育現場の原点に

――保育園の調理師に転職したきっかけを教えてください

現在、グローバルキッズ神楽坂園で調理を担当して2年目になります。かつては、管理栄養士の資格を活かして、調理師の資格が取得できる高校で教師をしていました。担任を持ったこともあるのですが、色々な子に出会いましたね。中には不登校の子もいたりして……。それで、教育現場の原点を見たいという想いから、保育園に転職しました。ほかに、調理の技術を磨きたいという希望もありましたね。

通常業務のほか、食育活動にも注力

――日々の業務内容をお聞かせください

本社で作成された献立に沿って、離乳食と幼児食をつくるのが主な仕事です。一日の流れとしては、朝8時に出社して、まずは園児が飲む麦茶と牛乳を準備。その後、給食調理に取り掛かり、だいたい10時半をめどに完成させます。給食をつくり終えたら、今度は3時に提供するおやつづくり。神楽坂園の在園児数は約20名なのですが、これに対して調理師の数は3名。おおまかには、2名がメインで調理を担当、残りの1名が食器を洗うなどの補佐的役割を担っています。

――グローバルキッズの献立に特色はありますか

アレルギーを持つ子への配慮が徹底されていると感じます。米粉や豆乳を使ったメニューが比較的多いこともそうですし、基本的には卵も一切不使用なんですよ。めずらしい献立もときどきあります。たとえば過去には、レーズンが入ったサラダや、野菜プリッツ、ポンデケージョなんていうメニューもあって。でも、これが結構おいしいんですよ。おやつの納豆チャーハンも子どもたちに大人気でしたね。

――グローバルキッズでは食育活動にも力を入れていると聞いています

神楽坂園では、プランターでトマトなどの野菜を育てたり、おやつに使う枝豆やトウモロコシの皮を子どもたちに剥いてもらったりして、子どもたちが自然に食べ物に触れる機会をつくるようにしています。ただし、これはカリキュラムに組まれてモノではなく、あくまで子どもたちが自発的に野菜に触れることを目的としたものなんです。

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グローバルキッズ独自の制度「調理担当の会」が活力に

――グローバルキッズの良いところを教えてください

本社で月に一度、各園から1名が参加して行われる「調理担当の会」はグローバルキッズ特有の制度ですね。これは、いくつかのグループに分かれ、過去の献立についての率直な意見を交換する会なのですが、とても貴重な場だと感じます。たとえば、ある日の献立を振り返り、どのように味付けをしたか、どんな調理工程をとったかなど、近隣の園の調理担当者たちと情報交換できるので、勉強になります。本社で献立を作成した社員に直接質問をすることも可能なので、各園の調理師たちが大行列をつくっていることもよくあります。皆さんとても勉強熱心なんですよ。

――保育園給食をつくる楽しさはどんなところにあると感じますか?

乳児期から子どもの最初の身体をつくる、最も重要な時期に携われる点でしょうか。それに加えて、子どもたちからの「おいしい」という言葉はやっぱり嬉しいものですよね。ときどき、子どもたちが食べているところを見に行ったりもするのですが、苦手な野菜を頑張って食べようとしてくれる姿には感激します。

現在、転職を考えている皆さんへ

――生き生きと働く小林先生が、転職を迷う人たちに一言声を掛けるとしたら?

保育園の調理師に転職したことで、効率良く調理できる技術が身についたように思います。これを煮ている間にあれを焼いて……といった具合に、上手い時間の使い方を考えられるようになったのは、私にとって大きな収穫ですね。それに、グローバルキッズは、一言でいえばとても働きやすい職場。福利厚生もしっかりしていて、休みも取りやすいので働きやすい環境です。

おわりに

今後も、さらなくスキルアップを図るべくさまざまな道を模索中だという小林先生。いつか、献立考案にも挑戦してみたいのだとか。グローバルキッズはあなたの夢が叶う場でもあるかもしれません。

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